美術手帖 2018年10月号 増刊 エドヴァルド・ムンク


    

発売日:2018年10月15日

    

特集
エドヴァルド・ムンク

 

" 叫びの画家 " の正体

 

《叫び》の作者として世界中にその名を知られる、エドヴァルド・ムンク。
人間の根幹にある不安・恐怖を鮮烈に表出した作品により、
ムンク自身も狂気や苦悩という側面が強調され、"叫びの画家"のイメージが形成された。
だが、多作だった画業に目を向けてみると、従来のイメージだけでは語ることができない、多様な芸術家像が浮かび上がってくる。
死と病、愛の苦悩に向き合いながらも、欧州各地で意欲的に作品を発表し、晩年まで旺盛な創作を続けた。

そして、自己演出を巧みに行った、意外な戦略家の顔も──。

 
「ムンク展--共鳴する魂の叫び」を前に、画家・ムンクの真実を、多面的なアプローチから突き止めていく。

 

 

展覧会情報

「ムンク展 ー共鳴する魂の叫び」

2018年10月27日(土)〜2019年1月20日(日) 

東京都美術館

https://munch2018.jp/  


<目次>

 

PART1 人生の軌跡と創作

 

ムンクをたどるノルウェーの旅  伊東豊子

キーワードで知るムンクの人生と作品世界  小林明子

死と病/海辺の夏/フリーズ/愛の苦悩/溶け合う体/故郷の風景

  

アートを巡る最新オスロ案内

論考  装飾プロジェクトとしての「生命のフリーズ」  田中正之

  

人生物語

ムンクをとりまく人々/ムンクの生きた時代を知る用語事典

   

 

PART2 作品世界を掘り下げる最新リサーチ

 

叫び〈The Scream〉とは何か?

《叫び》基礎解説  小林明子 

言葉による分析 誰が叫んでいるのか?  亀山裕亮

精神医学による分析 「病理」と「表現」のあいだ  斎藤環 

保存、修復の最前線 絵画への科学的アプローチ

   

ムンクは世界初の自撮り写真家? ニキータ・マティアスに聞く

論考 「自分の人生を書け!」――写真と自伝  クレマン・シェルー 

   

    

PART3 ムンク以後のアーティストとその影響

 

アーティストインタビュー

A K Dolven  現代の空気を取り入れた、ムンクへの挑戦

Marlene Dumas マルレーネ・デュマスがムンク展をキュレーション

  

論考 悪評を武器にする――ムンクの言葉から読む"自己演出"   亀山裕亮 

論考 ペインタリーな家族的類似――ムンクと現代絵画   新藤淳 

     

寄稿・対談

O JUN くりかえすむんく 
文月悠光 見つめ合う孤独 

高田冬彦×市原佐都子 自意識と葛藤のめんどくささを超えて

  

最新情報 展覧会/ブックガイド

[ インフォメーション ]

発売日
2018年10月15日
ページ数
134ページ
著者
美術手帖編集部
造本・体裁
A4変型
定価
1500円+税

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