サウンド・アーティストの大和田俊による作品展示を「美術手帖」が企画! 美術手帖×VOLVO ART PROJECT 第2弾


サウンド・アーティストの大和田俊が、12月5日~17日、ボルボ スタジオ 青山にて《unearth》を展示した。これまで大和田は代表的なシリーズ「unearth」を通して、石灰岩を酸で溶かし、その様子と音を拡声マイクを通して知覚することによって、自然世界に通底する長大な時間の流れを体感させてきた。


スウェーデン南東部のゴトランド島には多くの石灰岩が見られ、太古から蓄積された時間によって、幻想的な景観が形成されている。ボルボ スタジオ 青山では、スウェーデンを象徴する空間のなかで、大和田が提示する暴力的なまでの自然が、異物感を現前させた。


なお、本企画は「美術手帖」プロデュースによる、「美術手帖×VOLVO ART PROJECT」の第2弾として企画された。


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12月5日には、オープニングアクトとして、大和田によるライブ・パフォーマンスを開催した。この日限りの特別な照明のなかで、洗練された音の洪水を展開。ボルボ スタジオ 青山に幻想空間を現出させた。


イベントには、大和田が出品した「不純物と免疫」展(トーキョーアーツアンドスペース本郷)の、タイアップチューンを岡田拓郎(ex.森は生きている)と共作した作曲家の網守将平と大和田によるデュオ「Cryogenic Rhythm Science」と、電子音楽作品やインスタレーションを発表している梅沢英樹の2組も出演した。


■プロフィール

おおわだ・しゅん 1985年栃木県旧栗山村生まれ。2012年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。主な個展に「Paleo-Pacific」(2016年、トーキョーワンダーサイト本郷)、「unearth」(2015年、NTT InterCommunication Center)。グループ展として「不純物と免疫」(2017年、トーキョーアーツアンドスペース本郷)、「裏声で歌へ」(2017年、小山市立車屋美術館)、「Malformed Objects」(2017年、山本現代)、Sound Reasons Festival(2016年、1Shanti Road、インド)などに参加。


Cryogenic Rhythm Science 大和田俊と網守将平によるデュオ。電子楽器やコンピュータによる発音と、2人の人間による知覚と操作の可能性に関心を持ちながら活動を行っている。


うめざわ・ひでき 1986年群馬県生まれ、東京都在住。東京藝術大学大学院美術研究科在籍。国内外より電子音楽作品の発表やインスタレーションの制作、サウンド・パフォーマンスを行う。2017年度はルイジ・ルッソロ国際音楽コンクールやIna-GRM主催のBanc d'essaiに作品が選出、12月には台湾ツアーやフランソワ・バシェの音響彫刻を素材としたマルチ・チャンネル作品を発表。これまでの主な受賞歴にリュック・フェラーリ国際コンクール - プレスク・リヤン賞2015 第1位。主な展示企画に「0°C」(blanClass, 2016) など。


Photo by Shin Inaba


本件に関するお問合せ:田尾(tao@bijutsu.press)